Thank you for being a friend!
いつからか、誕生日は必ず旅に出てる
広島、直島、奈良、京都、小笠原、長野横手山・・・
いつも旅先で二十歳の誕生日を思い出す。
19~20歳の頃
生まれてはじめて両親と大喧嘩して家出したり
昨日まで遊んでいた友が、翌日交通事故で亡くなったり
膝を怪我して、唯一嫌なことを忘れられるサッカーの時間を失ったり
他にもいろんなことが悪い方へ流れていき、
何をするにも心は冷めていて、腐りきっていた。
誕生日は3月なので、友達が続々と20歳になっていく。
みんなそれぞれが両親にたいして感謝の言葉を、人生に対して希望の言葉を綴っていく。
それが自分の中にはない言葉ばかり。
自分だけ違う世界に生きているようだった。
いつの頃か自分の誕生日が嫌いで
親がお祝いをしようとしても断っていつもと変わらない食事にさせたり
誕生日プレゼントも受け取らなくなって
ただただ、産まれてきたことが不幸だと思ってた。
そんな20歳の誕生日2007年3月18日
ひとり、九段会館へcaravanのライブへ。
Caravanを知ったのが19歳のときでどっぷりはまり
ライブに行きたい!って思って調べたら次のライブが自分の20歳の誕生日。
今でもあのときに歌ってくれた歌を覚えている。
目を瞑って聴いているとたくさんの友達の顔が浮かんできては消え、消えては浮かんできた。
笑ってる、泣いてる、怒ってる、悲しんでる。
自宅への帰り道
電車の窓から外を眺めて20年間を思い返す。
思い出すのは友達と過ごした時間ばかり。
喜び、悲しみ、怒り、寂しさ、楽しみあらゆる感情が久しぶりに僕の心を駆け巡った。
そして、気づいたんです。
なんで、この世界には友達に感謝する日がないんだろうって!
父の日、母の日、敬老の日、勤労感謝の日、建国記念日、天皇誕生日
あの頃の僕にはそんな日はすべてバカバカしくて
友達に感謝する日のほうが何倍も重要なのに!!
というわけで、2007年から3月18日を「友達に感謝する日」に制定しました。
(あ、もちろん今では両親にも感謝してます)
まだまだ長い長い旅の途上に過ぎず
また、ふらふらとどこかへ旅に出ることでしょう。
それでも、毎年こうやって3月18日に、みんなに感謝します。
本当に友達でいてくれてありがとうございます!
僕が必ず旅に持っていく「人間の土地」(サンテグジュペリ著)という小説にこんな言葉があります。
『真の贅沢とは、ただひとつしかない、それは人間関係という贅沢だ』
Special thanks to my family,my all friends,Everyone who i met,and YOU!!
おめでとうと言われる前にありがとう!!